ジュニアスポーツの科学ノート
うちの子のために、論文を読みました
食事・睡眠・生活 2026-09-11 ・ 三田村あきら

「夜練から帰って、夕飯まで待てない」——20時からの補食

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この記事は、論文ではなく、私が親として実際に使った経験に基づきます。

息子は、練習のある日は20時ごろに帰ってきます。帰ってくるなり「お腹すいた」と言います。夕飯はまだできていません。できていても、家族がそろうのはもう少しあとです。そこで息子は、戸棚から何かを出して食べて待ちます。

先に白状しておくと、うちで出てくるのはプロテインバーか、インスタントラーメンです。ゼリー飲料の日もあります。「練習後の補食」と聞いて思い浮かべるような、おにぎりやバナナを用意できている日は、正直なところ多くありません。

この記事は、その状態を「直した」話ではありません。調べて、見直して、それでいいと思えた話です。どこまでがそれでよくて、どこからが違うのか。その線を書きます。

結論を先に書きます

夕飯までの補食は「つなぎ」でいい。ただし、そのあとの夕飯を普通に食べている場合に限ります。

「つなぎ」というのは、夕飯までの空腹をしのぐためだけのもの、という意味です。栄養を満たす役目は持たせない。その役目は、あとに来る夕飯に任せる。うちの補食がプロテインバーやインスタントラーメンで済んでいるのは、補食の中身を選んでいるからではなく、そのあとに夕飯がちゃんと来るからでした。

だから、買うものは「夕飯までをつなげるもの」で足ります。逆に、買わなくていいのは「練習後に必要な栄養がこれ1つで」とうたうものです。うちには夕飯があるので、1つで済ませる必要がないからです。

使ってみて分かったこと

この結論にたどり着くまでに、うちで見ていたことを書きます。

いちばん大きかったのは、息子が補食のあとに、夕飯も普通に食べていることでした。ラーメンを食べたあとでも、夕飯はいつもどおりの量を食べます。つまり補食は夕飯の前倒しではなく、追加でした。追加なら、中身を細かく問う必要はない。空腹をしのげて、夕飯が減らないものであればいい。ここで、補食を「つなぎ」と呼ぶことに決めました。

もうひとつ分かったのは、うちの戸棚の中身が誰の判断でもないことでした。補食を買っているのは、私と妻と、息子本人の3人です。本人も自分で選んで買ってきます。3人がそれぞれ買うので、戸棚にはいつも何かありますが、何があるかは日によって違います。「補食はこれ」と決めた覚えは、家族の誰にもありません。

これは困っていることではなく、ただの事実です。ただ、買う人が3人いると、切らしたときに誰も気づかない、同じものが3つ届く、ということは起きます。

補食のタイミングを急ぐ必要はあるのか、という点も気になっていました。「運動後30分以内に」という話です。これは夜練のあとの90分の記事で調べていて、大人を対象にした研究でさえ、その話は支持されていませんでした。うちの20時の補食は、急いでいるわけではなく、単にお腹がすいているから食べています。それで十分だと、いまは思っています。

選ぶときに見ていること

ここでは、うちが家に置いているものを書きます。商品名は、うちで買っているものだけ書きます。どれが体にいいか、という話はしません。「つなぎ」に向いているかどうか、だけです。

種類 うちでの扱い
インスタントラーメン お湯を沸かせば本人でも作れる。ただしその手間のぶん、夕飯が近い日には向かない
プロテインバー 常備している。開けてすぐ食べられる。※うちは事実として置いていますが、小学生がとる場合のことは調べていないので、この記事では勧める材料を持っていません
ゼリー飲料 開けてすぐ飲める。お腹はあまりふくれない

うちで買っているのは、ラーメンはチキンラーメンとブタメン、ゼリー飲料はinゼリーです。どれも、家族のだれが買っても同じものになるように決めてあります。

チキンラーメン(5食パック)の商品画像

リンク先は、チキンラーメンは5食パック、ブタメンは1個、inゼリーはうちで買っているエネルギー(マスカット味)の6個入りです。

見ているのは3つです。本人が自分で出して食べられるか。20時に親が台所に立てるとは限りません。夕飯が減らないか。お腹がふくれすぎるものは、つなぎの役目を超えてしまいます。日持ちするか。まとめて買って戸棚に入れておけるものでないと、常備になりません。

この3つで見ると、うちでは「開けてすぐ食べられて、日持ちして、量が多すぎないもの」が残ります。逆に、用意に手間がかかるもの、1つで夕飯の代わりになってしまうものは、うちの20時には向きませんでした。

この記事で言えないこと

夕飯が軽くなる家には、この話は当てはまりません。 うちの補食が「つなぎ」で済むのは、あとに夕飯が普通の量で来るからです。補食を食べると夕飯が入らなくなる子、帰りが遅くて夕飯そのものが軽くなる家では、補食が夕飯の一部を担うことになり、中身が問われます。その場合の選び方は、この記事では書けません。

20時帰宅は、うちの練習時間の話です。 帰りが18時の家と22時の家では、夕飯までの時間も、夕飯の位置も違います。この記事は、帰宅してから夕飯までに待ち時間がある家の話として読んでください。

食べる時刻が寝る時刻に響くかどうかは、ここでは扱いません。 夜の90分の使い方と就寝については、別の記事で書きました。

そして、この記事には論文の根拠がありません。うちで見たことと、選ぶときの目安だけです。

買う順番

買う前にすることが2つ、買うときにすることが1つです。

  1. 帰宅から夕飯までの時間を測る。 何分あるのかを、一度だけ時計で見てください。30分なのか、90分なのかで、つなぎに要るものが変わります
  2. 補食のあと、夕飯を普通に食べているかを見る。 食べているなら、補食は「つなぎ」でよく、中身は問いません。夕飯が軽くなっているなら、補食の中身が問われます。この記事の範囲を超えます
  3. 常備するものを1つ決める。 誰が買っても同じものになるように、家族で1種類だけ決めてください。決まれば、まとめて買って戸棚に置いておけます。うちはまだ決めていないので、この3番は、まず私の宿題です

うちの20時は、今夜もたぶんラーメンです。それを恥ずかしいと思わなくなったのが、調べて得たいちばんの収穫でした。


本記事は一般的な情報提供であり、個別の診断・治療に代わるものではありません。お子さんの食事について気になることがあれば、かかりつけの医療機関にご相談ください。

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